血液の疾患
赤血球増多症(多血症)
赤血球増多症(多血症)は、赤血球が過剰増加し、貧血と反対の状態になるものである。
| 原因 Cause |
腫瘍発生等によるホルモン分泌増加や、骨髄の造血細胞の増殖によって赤血球が過剰になるが、原因は不明である。 |
|---|---|
| 症状 Symptoms |
顔の皮膚の赤み、かゆみ・目の充血・頭痛・めまい・耳鳴り・脾臓の腫れ 心筋梗塞、脳出血、脳血栓等の合併症を起こすことがある。 |
| 治療 Treatment |
血液の抜き取りや薬物療法、原因となる病気の治療をする。 |
遺伝性球状赤血球症
遺伝性球状赤血球症は、赤血球内に血漿成分が浸透し、溶血が起こるものである。
| 原因 Cause |
赤血球膜の遺伝性の異常が原因である。かぜや疲労が要因となる。先天性溶血性貧血のうち発症率が最多である。 |
|---|---|
| 症状 Symptoms |
脾腫(左上腹部の痛み、高熱、黄疸)・胆石症・頭蓋等の変形(合併症による) |
| 治療 Treatment |
脾臓の摘出手術をして、赤血球破壊を防ぐ。 |
顆粒球減少症
顆粒球減少症は、白血球のひとつである顆粒球が急減し、感染症にかかりやすくなるものである。
| 原因 Cause |
主な原因は、解熱消炎鎮痛剤、抗生物質等薬物の過剰反応である。 |
|---|---|
| 症状 Symptoms |
倦怠感・高熱・リンパ節の腫れ・嘔吐、腹痛 肺炎、敗血症等の二次感染を起こすこともある。 |
| 治療 Treatment |
原因となる薬剤の使用を止め、二次感染には抗生物質を使う。顆粒球コロニー刺激因子(GICSF)が効く。 |
悪性リンパ腫
悪性リンパ腫は、血液のがんで、リンパ組織を構成するリンパ節、脾臓等の細胞が悪性となって、無制限に増殖するものである。
| 原因 Cause |
原因は不明だが、リンパ糸細胞の増殖を起こす疾患等との類似性が指摘される。細胞増殖がリンパ節で起こり、瘤状の腫瘍となる。リンパ腫自体ではなく、発病の結果、感染症に罹患しやすくなり、それが原因で死亡率が高くなっている。 |
|---|---|
| 症状 Symptoms |
リンパ節の瘤状の腫れ・進行…高熱、寝汗、体重減少 |
| 治療 Treatment |
放射線療法、抗体療法、抗腫瘍剤による化学療法、切除手術等がある。 |
血友病
血友病は、血液凝固因子が欠けて、出血しやすくなる病気である。
| 原因 Cause |
12種類の血液凝固因子のうち、第[か第\因子が欠けて起こる。遺伝性で、男児に発症する。 |
|---|---|
| 症状 Symptoms |
出血・血尿 筋肉内、関節等、深い部分で出血する。幼児期から発症する。消化管、中枢神経からの出血は生命の危険がある。 |
| 治療 Treatment |
欠乏因子の濃縮製剤を補給する。リハビリも必要となる。根治の治療法は確立していない。 |
血清病
血清病は、動物血清の注射で、腎臓、関節等の組織が障害を起こすものである。
| 原因 Cause |
破傷風、ジフテリア予防に馬の抗血清を使用したため、過去に多発していた。現在は、馬の抗血清を使用しないので、破傷風による血清病はない。 |
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| 症状 Symptoms |
発熱・発疹・倦怠感・腎炎・関節炎・リンパ節の腫れ・アナフィラキシーショック |
| 治療 Treatment |
対症療法として、非ステロイド系消炎剤、抗ヒスタミン剤等を使い、重症には副腎皮質ステロイド剤を使う。 |


